プリウス50系の燃費と気温の相関関係を調べてみました!!
2016年7月末に新車で納車されたプリウス50系。
乗り始めてから21ヶ月間、プリウスの平均燃費表示と気温の関係が気になっていました。
そこで、2016年7月から2018年4月までの各月の走行距離と月別平均燃費、私が普段走行している地域の月別平均気温や降水量を調べて相関関係をみてみました。
プリウスの平均燃費表示と気温の相関関係
※以下のデータはあくまでも私個人所有のプリウス50系でのものです。
※ですから、公式のデータではありませんのでご注意くださいませ。
先ずは、私のプリウス50系の走行データを表にしてみまいた。
各月の走行データは次の私のブログページからExcelに書き写しました。
表1. 私のプリウス50系の走行データ
表1.での平均気温と平均降水量は次の表2.と表3.から先に当てはめてた数値です。
また、黄色く塗りつぶしてある部分は、オートエアコンを使用していた期間です。
(夏場26℃、冬場25℃設定)
ビンク色で塗りつぶしている部分は、エアコンを極力使用せずに暑さ寒さに耐えて運転している期間です。
クーラー、暖房は極力無しですよーーー!!!
暖房も!?って、、、ハイブリット車って冬場に暖まるのが遅いから、オートエアコンだと送風ファンが長い時間元気良く回ってくれます、、、
送風ファンってバッテリーの電力を結構使いますねぇ…。
表1. での「①距離割合」は、全走行距離平均の平均燃費を算出するために、全走行距離からみて各月の走行距離の割合を算出したものです。
100倍すれば百分率(%)になります。
「①距離割合」にプリウスに表示される各月の「②平均燃費」を掛け合わせて、その合計を出すと全走行距離の平均燃費になります。
現在は積算で「39,283Km」走行して「33.25Km/L」の平均燃費になります。
また、2016年7月のデータは納車して間もない数値なので、以下の計算には使用しないことにしました。
次に、気象庁の平均気温と降水量を調べて表2. に示しました。
出典: 気象庁HP
これら対象とした7つの市は、私がプリウスで主に走行する範囲になります。
私は「チバラギ県人」です(笑)。
表2. 私が主に走行する7つの市の各月の平均気温
表3. 私が主に走行する7つの市の各月の降水量
一応、降水量を調べたのは、雨の日はプリウス50系の燃費が悪いので気になっていたからです。
で、平均気温、降水量それから私のプリウスの各月の平均燃費をグラフにしてみました。
グラフ1. 私が主に走行する7つの市の各月の平均気温
グラフ2. 私が主に走行する7つの市の各月の降水量平均
グラフ3. 私のプリウスの各月の平均燃費
これらのグラフを眺めて見ると、、、
各月の平均燃費は降水量よりは各市の平均気温の方が傾向として似ていますね!!
なので、「7つの市の各月の平均気温を合わせて平均にしたもの」と「私のプリウスの各月の平均燃費」のグラフ縦軸を拡大してみました。
グラフ4. 7つの市の各月の平均気温
平均気温のプロットに上下、縦にあるヒゲは、標準偏差の範囲です。
グラフ5. 私のプリウスの各月の平均燃費
多少凸凹が違いますが、傾向としては似ている気がします。。。
てか、7月はさすがに暑くて少しクーラー使いましたよ・・・
8月は暑さに体が慣れたというか、、、開き直って天然クーラーで我慢するときが多かったように思います。
そこで、この各月の平均気温と燃費の相関関係の散布図と相関係数を出すことにしました!!
※相関係数はExcelの「CORREL」という関数で、一発で出せますが( ^ω^)・・・。
今回は散布図描いて、線形近似を描いてR2乗値から相関係数を算出します。。。
全て数値化、、、数値化!!(苦笑)
プリウスも燃費表示という数値に管理されて運転してます・・・(涙)。
この辺になってくると理系技術者の習慣というか義務???(笑)。
ちなみに、技術者として食品化学的な取材でNHKあさイチと日テレ所さんの目がテンに出演したこともありますよ(;^_^A)。
相関係数は、1.0 が最も相関がある値で1.0に近くなればなる程、相関関係が高いと言えます。
逆に、相関関係が希薄になる程、数値は1.0以下の小さい数値になります。
先ずは、表1. での黄色とピンクの両方の全データ(2016年8月~2018年4月)を使ってみました。
2016年8月~2018年4月の期間では、、、
グラフ6. 各月の平均気温と燃費の散布図と相関係数R①
相関係数(R)は有効数字を取って、0.74ですか…
まあまあかな!?
散布図のプロットもバラツキがありますね…
※R2乗値は y とx のプロットデータから、x の分散に起因する y の分散の比率・・・ピアソンの積率相関係数の2乗。。。
※R2乗値の平方根を求めると相関係数になります。
※この場合、線形近似はグラフで右上がりなので正の相関だから、平方根は正の数を取る。
何やら理屈を文字に書くと難しくなるのーーー(笑)
次に、表1. の黄色の部分のオートエアコンを使用したときのデータ(2016年8月~2017年3月)を使ってみました。
グラフ7. 各月の平均気温と燃費の散布図と相関係数②
あまり変わらず、相関係数(R)は0.76ですか…。
ということで、表1. のピンクの部分のデータ(2017年4月~2018年4月)を使ってみたところ…。
エアコンを極力使用しないで暑さ寒さに耐えて運転した場合、、、
でも、7月はさすがに暑くて少しクーラー使いました。。。(笑)
8月は暑さに対する慣れと開き直りで運転していたような…(^^ゞ)
グラフ8. 各月の平均気温と燃費の散布図と相関係数③
おおっ!! 相関係数(R)は0.90を示しましたよ!!
気温と燃費の関係は、そこそこ高い相関関係であることが判明しました!!
ちなみに、降水量との相関は、、、
2016年8月~2018年4月の期間では、、、
グラフ9. 各月の降水量(地域平均)と燃費の散布図と相関係数①
エアコンを極力使用しない2017年4月~2018年4月の期間では、、、
グラフ10. 各月の降水量(地域平均)と燃費の散布図と相関係数②
一個だけ点が離れてしまった点、2017年10月です。。。
台風直撃で大雨が降ったのです!!
で、雨が降るとフロントガラスが曇るので、仕方なくガラスの曇りが無くなるまで断続的にエアコン入れます。
2017年6月梅雨の季節、グラフ5.で見ると前月の5月と比べて燃費が少し落ちていますね!!
湿気のせいで断続的にエアコン入れてます。
路面の水溜まりが多いときはなかなか燃費数値が上がらないこともありますが、路面の水の抵抗プラス曇り止めのエアコン使用も影響しているみたいです。。。
私のプリウス50系の気温と燃費の相関関係についての結果のまとめ
・私のプリウス50系は、エアコンを極力使用しないで走行すると、気温と燃費の相関係数はグラフ8.から0.90とそこそこ高い相関関係であることが分かった( ^ω^)・・・。
・一方で、オートエアコンを使用していた期間では、燃費が少し下がり気温と燃費の相関係数もグラフ7.から0.76と低くなる結果であった。
・散布図でのバラツキは、エアコンの使用状況、月ごとの交通状況の違い、季節的な雨風などの天候の影響と考えられた。。。
・降水量と燃費については、もっとデータを蓄積しておいて多変量解析でも使って統計処理やってみます!!
てなところでしょうか…
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